長い友人、グラフィックデザイナーのＢ氏が我が家へ。日本にも一緒に行ったし、和食が大好きとあって、「普段のプラ」がリクエスト。おひたしや煮物、炊き込みご飯など、本当に普通の日本のゴハン。シャンパンと和食って結構ホントに合うよね？

もう２０年も通い続けているカルチェ・ラタンのヴェとナミアン。日本からいらした写真家のＨ氏もお気に入りのこのお店。春にはオーナーのお嬢様の盛大な結婚式もあったし、お付き合いもながいね〜・・・。生春巻きのようなスパイシーな巻物や、プリプリのエビ炒め、盛り付けも美しくてウチでもやってみたくなる。

サンジェルマンから殆ど出ない上、めったに外食しない私のレストランリストに久々にリストインの「遊鈴」−Ｙｕｌｉｎ。お箸で頂く懐石風フレンチ？とにかく美味しい！オーナのシャンパンのチョイスも素晴らしくて、ミレジムのちょっと濃いシャンパンに冬野菜のジュレ寄せ、しいたけ（！）のカプチーノ。エビのグリルも小ぶりで繊細。子羊のコットも白いんげんのソテーと一緒にあっさり頂く。鴨のコンフィの重ね焼き・・・本当に大満足！

ようやく長かった１２月の仕事を終える。街はもう静まり返っていてパリにいるのは外国人だけ？チャイナタウンに行くと大変な活気。昨年は人っ子一人居ない暗いイヴのシャルル・ド・ゴール空港から東京に経ち、翌日香港に行ったらスゴイ活気で驚いたことを思い出す。ヴェトナム料理は生のお野菜がたくさん頂けて体がリフレッシュする感じ。

パリに戻ってから、納品とヴェルニッサージュが続きアシスタントとゆっくり話す時間がない。今晩は久しぶりに、「ホーム」のビストロで、お喋りしつつ典型的な冬のビストロのメニュウを頂く。ジロル（キノコ）のソースのお野菜と、ポテトとひき肉の重ね焼き。「いつ帰ってきたの？」とキールを頂きつつ、ようやく帰ってきた実感。でも相変わらず夜は苦手な私。22時には、もう就寝・・・。

クリスマス、といっても最近は飲酒運転のチェックがココパリでも厳しいので、つい、お家？と、今年も我が家で。10年来のなじみのお魚屋さんで牡蠣やエビなどをたくさん仕入れ（？）牡蠣のプラトーを作る。太りそうなので小さなフォア・グラにはオニオンとレーズンのジャムを添えて。アシスタントのブルゴーニュ土産のパン・ド・エピスにはパテをのせて。頂いた１９９７年のミレジムのシャンパンでようやくクリスマス！でも22時には就寝と言う、ヘルシーな我が家・・・。

クリスマスのパリなんてロマンティックでしょう？と言われても・・・。我が家はアパルトマンの改装で大忙し。街はもう誰も居ないので、ランチは再びチャイナタウンへ。蓮の葉に包まれた素晴らしい中華おこわに舌鼓、さぁ、現場に戻らなくては！

主人は仕事で忙しいしアパルトマンの改装の立会いはあるし・・・クリスマスだったんだわ。とちょっと可愛らしいオードブルを作る。毎年一緒のスノウマン、今年はパリでしたね。サーモンや生ハムってカンタンでも華やかなオードブルになってとっても便利。

世界中、ずいぶん旅をしている私だけれど、異なる文化に出会うことは本当に素晴らしい！マダガスカルはずっと行って見たい国。友人のマダガスカル人のＯ氏のお勧めのレストラン。店名の「赤い島」というのも何だか情熱的・・・。何種類、いえ何十種類のスパイスの味が複雑で美味しい。付け合せのトマトとレモンのハーモニーも抜群！